十神真のブログ　～消しカスと　トーンカスと　海苔のカケラと～

ペン入れ中。トガミでございます。

Gペンとシュタインペンとを使い分けて仕事してますが、最近はちょっとだけGペンの使用率が高くなったかも。

最近Gペンはここのペン軸使ってます。

http://shop.rinkul.com/shopbrand/001/X/

手作り感あふれる木のペン軸。
ここのウォルナットのを使ってます。
軽くて手触りが良い。ペン先がワンタッチで付け替えられる。

道具は何でも色々試してみるもので、ここのは持つ所にくぼみがあって持ちやすい感じ。
ちょうどそのくぼみに合わせて持つと結構いい線が出るので有り難い。
ただペン先のインク拭く時にコツがいる。
描いててはずれるような事はないが、軽い力ですぐペン先がはずれるから。
まだまだこのペン軸は進化の途中らしい。今後に期待。

どうやってもGペンで思ったとおりの線が引けない人は試しにここのペン軸を使ってみてもありかと。
くぼみの位置が気に入らなかったらもうアウトではあるが…。
どうぞ自己責任で。


そういや、いつぞやバクマン読んでたら「Gペンでないとダメ」的な事描いてあった。
全然そんな事はないと思うんだがなぁ…。

俺の周りはカブラの人多いし。
ある青年誌のベテラン作家さんの所にアシに行ったらミリペンで描いてたし。
大友克洋さんも丸ペンだったし。浦沢直樹さんも最近は丸ペンで全部描くってテレビで言ってたし。
安彦良和さんや井上雄彦さんにいたってはペンですらない。

とにもかくにも色々試してみて、自分の絵にしっくりくるのはどれか、理想の線に近づけそうなのはどれか…。
そうやって見つけていくものだと思うが。
極端な話（マンガ描きなら誰でも一度は気になったであろう）人の手の形したペン先だって気に入ったら使えばいいと思う。

漫画はGペンでないと…的なバクマンの描き方はやはり疑問だわ。

ただまぁ…あの扱いにくいGペンと奮闘するのはレベルアップにはなると思うが…。