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明日に備えて

2009年12月06日
明日の小学館での原稿渡しの前に画報社さんと打ち合わせ予定。
ゆえに本日ネームを頑張る日。



コンビニで見かけてつい、ジャンプの漫画「あねどきっ」の一巻購入。
読んだ事なかったのだが。

これは良作。個人的にとても褒める。

はっきり言ってあらすじだけ書けばオーソドックスな、押しかけ女の子と同棲モノ。
ありがち、よくある、ベタ…だが、それが良い!

なんでしょうね…少年漫画って編集さんが嫌がる傾向のものがある。

どこかで読んだようなありがちなもの。

これらのモノは大体打ち合わせの段階ではねられる。「昔あったあの漫画と同じじゃん」とか言われて。目新しさみたいなものを求められる。
(ここで酷い編集さんだと、斬新なモノを持って行っても「こういうのは前例がないからなぁ」と言ってやらせてくれない)
このベタな傾向のあるものをはねていったら、少女マンガだったら描くものがなくなるはずなのだが、少年漫画の編集さんはどこかであったような漫画を嫌う人が多い…俺のイメージですけど。

そういう編集さんがついて、かつ作者の河下さんが過去の実績がなかったら、今回の良作は出てこなかったかもしれん。

ラブコメのスタート地点は異性に対して興味がわく思春期の妄想。
宇宙人とか異世界とか出てこない、「実際起こりうる可能性がゼロでない」こういう設定のラブコメは、思春期の妄想をそっと後押ししてくれる。
エキセントリックな世界観でないので、感情移入しやすいはず。

押しかけてくるお姉さんが何者かわからん…何者?というのが軸として通ってるが、これがまたよい。
思春期の少年にとって、異性とはファンタジーでミステリーな存在だし。

いつの時代も、こういう良い意味でありがちなラブコメがあって欲しい。
それにしてもエロい漫画だ。


さて現実逃避もここまでだ…。
ちょっとした逃避や娯楽はゲームでなく漫画が一番適してるのかもしれんなぁ…。

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