俺はなぜ未来のミライがダメだったのか
テレビでやってくれたおかげでやっと「未来のミライ」を見たわけで。
僕的にはかなりしんどかったんです。
厳しかった。途中で何度もやめたくなった映画は久しぶりでした。
俺はあの映画の何がダメでしんどかったのかなぁと思ったりしまして。
とにかく根本のトコは
「感情移入できんかった。誰にも。っつーか、誰にも興味がわかなかったというか、みんなムカつく」ということでしたね。
これだけで二度と見ない映画になりましたね。
くんちゃん嫌い。あの両親も嫌い。あいつらおかしい。ムカつく。端から殴りたい。
そしてあの家がねぇ…感情移入なんかできるかい。
あんな変な家に住んでる奴らの気持ちになんてなれるか。
これから小さい子ども育てるってーのに、あんな段差だらけの家にしやがって
バカかよって感じ。
シャレた家に住んで金に一切困ってない感じもまたホント…
どこにも共通点ねぇよ、あいつらと。シンパシーとかないね。
両親ホントダメですよ。あいつら。
愛がない。愛が。くんちゃんに。すごい未熟。
親目線から見て子育てあるあるを感じる映画にしたかったんだろうけど、親目線から見たら
あの親たちに「おまえら何やってんだ!」って説教したくなる。
不思議な事が起きても説明不足すぎるというか、キッカケがそもそもわかんないし。
細かいとこ言えばキリがないんですけど、
俺個人的にはとにかくダメだったのは、「くんちゃんムカつく」ってことですかねぇ。
くんちゃんはねぇ…長男か長女に生まれた人は感情移入できるのかも。
俺は末っ子だったのでね、
親の愛情を奪われて拗ねて生まれたばかりの妹をプラレールで叩くヤツなんて
どう成長しようと、どうカワイイ面があろうと絶対チャラにできないイラつきを感じて
全然感情移入できない。
俺は叩かれる方に感情移入する。それでいて何があっても「ミライちゃん好きくない」だもんね。
「どうせ抜けるから今おまえの乳歯全部抜いてやるわ」って思う程嫌い。くんちゃん。
まぁとにかくそれだけで何が起ろうと不愉快なアニメでしたね。
もうしょうがない。もう。
向こうが投げてきた球が一発も当たらないってことはあるんですよ。
たとえ相手が細田監督でもですよ。
ボクはルフィが大っ嫌いだからワンピースは見ないんですよ。
あいつ見ると倒したくなるから。
こんな僕ですからね。他の人が楽しいものでも合わなかったのかもなーとも思いますわ。
いや、でも…前半とか死ぬほど退屈だったけどな…あれはいったい…